日本代表の7番
中田英寿が自分のHPで引退を表明した。
代表引退ではない現役引退だ。
先日のW杯1次リーグ最終戦ブラジル戦がラストマッチになってしまった。
終了のホイッスルがなりセンターサークルから起き上げれないヒデ。
明らかに涙を隠したブラジル選手の黄色いユニホーム。
近寄る選手もなく、スタッフが近寄り、そしてパルマ時代の同僚アドリアーノが
心配そうに話しかけて来た。
その後にキャプテンの宮本がサポーターに挨拶しようと声をかけるが、起き上がらない。
その後、近寄るチームメイトはおらず、異様な光景が続く。
あれが日本代表とワールドカップに対して別れの儀式だったのかな?
日本人は、俺達はできるんだと体現したかった3度目のワールドカップ。
ヒデの思い通りには行かなかったかもしれないけど、確実に種は蒔かれたと思うよ。
背番号7の意思は受け継がれたはず。
9年間、こちらこそ
“ありがとう”
実はドイツの地で一番印象に残ったヒデは倒れてるシーンじゃないんだよね。
試合中でもない。
一番印象に残ったのはオーストラリア戦前に選手がピッチから控え室に戻る時の一場面。
階段下りる手前で、マスコットとしてはイマイチ人気がなかったゴレオ君が日本の選手にボディゼスチャーして気を引いてる場面。
誰も目もくれず通り過ぎるところ、ヒデだけが僅かにゴレオ君に微笑み返してるシーンが心に残った。
ヒデのひととなりがチラッと見えた気がした。
by ipusirom | 2006-07-04 03:20 | SOCCER