ミリオンダラー・ベイビー

b0013478_17413852.jpgミリオンダラー・ベイビー
第77回アカデミー賞
作品・監督賞 クリント・イーストウッド(フランキー)
 主演女優賞 ヒラリー・スワンク(マギー)
 助演男優賞 モーガン・フリーマン(スクラップ)





大雑把に言ってしまうと無駄肉のない作品。
非常にスムーズに進行していく。
ただそれに身を任せれば良い。
それで、見終わった後には少しの喪失感。

スクラップのナレーションで始まりスクラップのナレ-ションで終る。
語るだけではない。

フランキーとスクラップは23年の付き合い。
まだスクラップがボクサーだった時からだ。
当時、スクラップのセコンドでカットマンで付いてくれたのがきっかけ。
スクラップは世界戦まで行ったボクサーだが、その試合で右目を失う。
それで今はフランキーのジムの雑用係をしている。
フランキーはボクサーを育てる才能はあったが、選手のマネージメントには頭が回らなかった。
“自分を守れ”がフランキーの口癖だが、外から見てると自分が傷つきたくないように見える。
スクラップの件があるからかもしれない。
それと手紙を出しても送り返されてしまう疎遠になっている娘のせいか…

そして現在、フランキーの育てたタイトル目前のウィリーの試合後、少し歳を取った女性マギーがフランキーの前に現れた。自分をコーチして欲しいと。女はダメだと拒否をする。

ある日、マギーがジムで練習をしている。
追い返せとスクラップに言うが、もう月謝は半年分も貰っていて、すぐには返せない状態。
そんな中、ウィリーがタイトル戦に挑戦することになった。
2年前からオファーが来ても受けなかったが、やっとフランキーも勝てると見込んでの挑戦になったが、ウィリーは我慢の限界がきていて他のジムに移ってしまう。

それがきっかけでフランキーはマギーのボスになる。
コーチするに当たってルールを出される。
“口答えしない事と自分を守れ”だ。
しかし初めから、どうして?と事あるごとに聞き返してくる。
そしていつも自分の思い通りにしてしまうマギー。
それでも試合は順調で1ラウンドKOの連続。

しかし、あまりにも強すぎて対戦相手がいない状態に。
始めのうちはチップを握らせ試合を組んでいたがそれも限界。
とうとう相手が見つからなくなってしまった。

そしてフランキーは苦肉の策に出てマギーの階級を上げる。
始めの相手の1ラウンドは苦戦したが、2ラウンド目フランキーのアドバイスであっさりKO。
そんな時、海外から試合のオファーが。
相手はその国のチャンピオン。
しかし、国違いで試合で勝ってもチャンピオンにはなれない(らしい)
しかし、どうしてもやりたがるマギーに負けて試合を組む。
その試合でフランクはマギーにガウンをプレゼントする。
背中には意味は分からない『モ・クシュラ』の言葉が。
そこでも序盤こそ若く経験豊富なチャンピオンに苦戦するが
マギーのパワーの前にダウン。
その時からマギーは『モ・クシュラ』と呼ばれるようになり有名になっていった。

有名になりお金の貯まったマギーは家を購入。
前からフランクに言われてた事だ。
無駄遣いせず、家を買えと。
それを忠実に実行したのだ。あの口ごたえをするマギーが。
しかも母親の為に。

しかし、マギーの母親は家を貰うと生活保護が貰えなくなるからお金の方が良かったという始末。
悲しみに打ちひしがれたマギーはフランクに“もう、私にはあなたしかいない”と涙を流す。
それにフランクは“頼ってもいい。良いマネージャが見つかるまではね”と返す。

そして世界タイトルに挑戦する事になった。
相手は反則スレスレ(と言うか反則)のドイツ人ボクサービリーだ(殆ど男)
分かっていた事とはいえやはりまともに試合をしてこない。
1ラウンドは劣勢に。
セコンドでフランキーは“やられたらやり返せ。やつの尻の付け根を狙って足を麻痺させろ”と
次のラウンドでそれを実行に移して形勢逆転。
鐘がなり意気揚々とセコンドに帰ろうとした時、ビリーは無防備のマギーの後ろから頭を強打。
フランキーが出していた椅子の上に頭を打ち意識を失う。

次に目覚めた時は病院のベットに回りは機械だらけ。
首の脊椎が俺前進麻痺状態に。
必至に治せる医者を探すが絶望的な結果に。

フランクはマギーの為良いリハビリセンターを探し、母親に連絡。
しかし、待ち合わせの日になっても現れない。
ホテルには到着してるが…
数日たってやっと、家族で現れる。母、妹、弟、そして弁護士を連れて。
ディズニーランドに行っていたのだ。
ディズニーランドに行ってきましたと言わんばかりの格好にフランクは服装を変えてくれと言うが無視して病室に。
そしてディズニーランドの自慢話をする家族。
そして時間もないからと早々にマギーに“今までのお金を家族名義にしておきたい”と。
自分を心配するよりお金の話をする家族に“もう家族じゃないと。”ぐうたらな家族を見限って一層落ち込むマギー。

毎日、看病に来るフランクにマギーは“来なくていい”と言うが“ココが好きだからきてる”と言う。
しばらくすると身体が動かせないせいで床擦れが酷くなり左足を切断する事になってしまう。
失意の連続にマギーはフランクに生命維持装置を止めて欲しいとたのむ。
それは出来ない、たのむからそんな事を頼まないでくれとたのむ。
でも、このままでは生きていても死んでるのと一緒という。
この数年、いい人生だったと、それで終りたいと。
悩んだ末にフランクはマギーの希望を叶える事に…
そして自分もジムから姿を消してスクラップが1人残る。

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by ipusirom | 2005-06-01 14:45 | MOVIE